いのちのダンス

ひととの関係性に求めるもの。

 

いつでも常に 新鮮な気持ちでありたい。

 

誰かが隣にいて お互いに心を寄せ合っていることは

あたりまえのことではないはず。

 

わたしはわたし 相手は相手で

それぞれひとりの人間で

だから明日にはもう隣にいるかどうかもわからない。

隣にいたとして 心が向き合っているかどうかも。

 

心から手をつなぐことができるということは

奇跡 なのです。

その奇跡に いつでも常に感謝できる自分でありたい。

 

そしてさらに大切にしたいことがある。

それは 一緒にいることに執着しないこと。

その時が来たならば こころよく手を離すこと。

関わる形が変化することを 受け容れること。

 

そばにいるだけが関係ではない。

 

くっついたりはなれたりできる自由の中で

ひとは本当のダンスを踊ることができる。

魂のダンス。本当の交わり。

 

たとえば一緒にいることで学んだなにかを

または育み合ったなにごとかを

離れて散った先の それぞれの新しい場所で

新しく交わる人々に 土地に 文化に

もたらすのかもしれない。

そうして豊かに変化したあたらしい世界を眺めて

いつかの誰かへの感謝の想いが湧き起こる。

 

世界はそのくらい 豊かでいいはずだ。